2024年12月の記事一覧

学び続ける力を育む特別支援学級での学習

12月10日(火)の3時間目、特別支援学級(すずらん学級)で10月に行った校外学習に関わる発表会がありました。生徒はこれまで、国語の時間や生活単元学習(教科等を合わせた指導)の時間に、発表のための原稿やプレゼンテーションシートをPCで作成したり、模造紙を用いてポスターを作成したりして、発表会の準備を進めてきました。また、発表会を内輪の取組だけにせず、校長や教頭を招待して外に開かれたかたちで開催してくれました。

本校の特別支援学級では、校外学習をとても大事に考えています。目的地の選択、活動内容の検討と決定、校外学習のしおりの作成、学習のまとめとふりかえり、発表会の開催等、生徒は学級担任や教科担任の指導を受けながら、調べる力、見通しをもってものごとを進める力、移動手段を活用して行動する力、他者に情報を適切に伝える力、自己をふりかえる態度等の、社会に出てからも通用する学力を培っていきます。

ちなみに、今月初めにも特別支援学級(6組)の生徒が、進路に係る学習として、阿南町にある長野県阿南高校の見学を中核とした校外学習に出かけており、すずらん学級同様に、学習のまとめを行います。今後も、特別支援学級では、生徒の「これからの人生」に確かに生きる学力を培うために、楽しくてためになる校外学習に取り組んでいきます。

 

2年生、修学旅行に向けた準備が進んでいます

「もう修学旅行の準備?」と思われる方もいるかもしれませんが、2年生は現在、来年4月に予定されている奈良と京都への修学旅行の準備を進めています。

先月末には修学旅行の行動班のメンバーが全学級で決まり、12月3日(火)の午後には、旅程に関する班ごとによる話し合いが行われていました。

当然ながら、生徒全員が一人残らず、心の底からすべてを納得して行動班のメンバーが決められたり、学級や班で訪れる見学地が決定できたり、修学旅行中に食べる食事を決めたりすることはできません。しかし、この旅行の準備と2泊3日の旅行のプロセスを通じて、きっと、そういった小さな違和感や不満が、大きな達成感と満足に変化します。いつまでも忘れ難い「思い出」というのは、そういった悲喜こもごもが豊かであればあるほど、芳醇なものとなるはずです。

卒業記念写真の撮影がありました

12月2日(月)、3年生が制作中の卒業記念アルバムに収載する学級、学年等の集合写真、職員の集合写真の撮影が行われました。今日は、これ以上ないというほどの快晴に加え、暑ささえ感じる日射しでしたが、生徒諸君は嬉々とした表情で撮影にのぞんでいました。

南信州の秋は文字通り駆け足で終わってしまい、学校周辺も初冬のたたずまいになっています。気がつけば、2学期の登校日数も20日を切りました。生徒も職員も、2学期のよい締めくくりができるよう、残りわずかな2学期の日々、ひとつひとつのことがらに丁寧に取り組んでいきたいと思います。

「 何にても置付けかへる手離れは 恋しき人に別るゝと知れ」(利休百首より)