2024年10月の記事一覧

「高森の時間」(総合的な学習の時間)に没頭した1日

10月25日(金)は終日、「高森の時間」(総合的な学習の時間)に全校で取り組みました。

1年生は、下伊那各地にグループ毎わかれて赴き、地域の魅力にふれる体験活動に取り組みました。

2年生は、来年度、本格的に取り組む学級毎の地域課題解決プロジェクトの立ち上げにむけて、壬生町長の講話をお聴きしたり、11月7日(木)の「高森の時間」発表会へむけての準備に取り組みました。

3年生は、学級毎に進めている地域課題解決プロジェクトに関わる活動に、それぞれの学級がダイナミックに取り組みました。

まさに、learning by doingを体現する、生徒の豊かでみずみずしい表情をたくさん見ることのできた1日となりました。

3年生、朝学習はじまる

先週から、3年生は「朝学習」がはじまりました。

毎日、8時から10分間、令和7年3月10日までの約5ヶ月、「みんな」と一緒に、自分で考えた学習内容に「ひとり」になって取り組みます。「受験は団体戦」ということばが、中学校の教育現場には長く伝わっていますが、この「朝学習」は、まさにそのことを体現する取り組みです。

また、本校では今月から来月の期間を「学力向上月間」と位置づけ、各学年が工夫を凝らした取り組みを行います。

生活記録(日記)の内容の充実を図るための取り組みを学年共通で行い、書く力や考える力、自分をふりかえる力をつける取り組みを行う学年あり、学習のふりかえりを週末に行うことで、自分自身で学習を調整する力をつける取り組みを行う学年あり。「学ぶとは山を登るが如し」(新渡戸稲造)のことばの通り、本校では、学ぶ力を培うための地道な取り組みを大切にしていきます。

 

町木「キンモクセイ」が盛りを迎えました

高森町の町木は「キンモクセイ」です。

本校の敷地内には、旧校舎の時代から枝振りの見事な「キンモクセイ」が植樹されています。

今、その「キンモクセイ」が盛りを迎えています。「キンモクセイ」の花言葉は「謙虚」、「気高さ」等ですが、高森中学校で学ぶ私たちも、今年度の折り返し点を過ぎた2学期後半、学習、生徒会活動、部活動に「謙虚」に精一杯取り組み、学校全体に「気高さ」を漂わせることができるようにしたいものです。

本物にふれる良さ 高森町音楽祭のリハーサル

10月11日午後、明日開催される高森町音楽祭のリハーサルを、1年生全員が見学しました。

プロの演奏家の圧倒的な迫力に満ちた歌声、楽器の演奏にふれ、生徒は徐々にその音世界にひきこまれていました。

音楽祭には、高森中学校吹奏楽部の生徒も参加し、これまで積み重ねてきた練習の成果を、聴衆の皆さんに届ける予定です。

「高森の時間」(総合的な学習の時間)の充実

10月4日午後は、「高森の時間」(総合的な学習の時間)での各学年、学級の動きがにぎやかでした。

1年生は、「下伊那の魅力発見!」のテーマのもと、「自然」「食」「農業」「伝統文化」「秘境」の5グループにわかれて行われる、10月下旬実施予定の郡内各地でのフィールドワークにむけて、学びの場のコーディネートを担当してくださっている、南信州観光公社の高橋さんから講話をお聴きしました。

2年生は、今年度前半に取り組んで来たキャリア学習(5月のしごと☆未来フェア、7月の3日間の職場体験学習等)を通じて学んだことをふりかえり、「働くとは?」「どういう自分になっていきたいか?」についての問いに応えるかたちのプレゼンテーションをまとめ、発信する活動に着手しました。この日は、各担任からそのためのガイダンスを受け、構想を練り始めました。

3年生は、各クラスごとに地域課題に迫る「学級総合」に取り組んでいます。町民の健康増進を図るためのスポーツイベントの開催に向けて動くクラス、町内の飲食店の魅力を取材し、それをSNSで広く発信する活動に継続的に取り組むクラス、町内に数多くあるため池に着眼し、池の水を抜いてその環境調査を行うクラス、町内の農家の方の協力のもと、キャベツやブロッコリー等の農作物の生産活動をしたり、農業振興に関わるアイデアを町に提案するために大学の先生に助言をいただきながら構想を練ったり、農家の活動をPRしたりする活動に取り組むクラスなど、実に多彩なプロジェクトが進んでいます。

信州教育で常に大事にされてきた「なすことによって学ぶ」(Learning by doing)の具体的な姿が、この日の高森中学校にはあふれていました。11月初めの参観日には、「高森の時間」発表会が予定されており、今年度、総合的な学習の時間を通じて生徒が培った尊い学びの一部をご報告します。

「分蜂」が観察されました

10月2日放課後、校庭の桜の木の一部に、もの凄い数の蜂が群がっていました。小さな蜂の群衆に、それらを捕食しようとやってきたスズメバチが多数加わって、かなり危険な状態でした。すぐに町教委事務局の皆さんが対応してくださり、加えて、幸いにも生徒が下校した後だったこともあり、蜂刺による被害はありませんでした。今回、校庭の桜の木で観察された蜂の群集は「分蜂」と呼ばれるもので、蜂の引っ越し、集団分離移動の途次に見られる現象だそうです。実は、一昨年もこの木の同じ個所に「分蜂」現象が見られたとのことでした。南信州の自然豊かな環境にある高森中学校ならではの出来事だと思います。