学校ブログ

「ぼく、こういう授業、好きです」 保健体育科の研究授業がありました

7月11日(金)3校時、保健体育科の研究授業が2年4組で行われました。

今回の研究授業は、9月12日(金)に行われる下伊那地区授業研究協議会の公開授業に向けて行われました。ちなみに、9月12日には、同じく2年4組が「現代的なダンス」に取り組むようすを通じて、校内研究テーマ「共に生きる授業の創造」に迫ります。

この日の授業は、「保健分野」の単元。生徒は6グループにわかれて(学級の生活班を活用)、ダミー人形と訓練用AEDを用いた心肺蘇生法を実践し、適切で効果的な心肺蘇生に必要な知識や技能について理解する、という授業でした。この授業では、2回行った心肺蘇生法の実践の際、①具体的な現場の状況を設定したこと(例:単純に路上に倒れていた人を発見 水難事故で心肺停止など)と、②ひとりひとりが異なった「心肺蘇生法についての知識・技能」、「役割」を与えて協力させる状況を設定したこと(例:ある人は心肺蘇生法はわからないしできない、ある人はかなりできるがAEDは使ったことがない、ある人は心肺蘇生法もAEDの使用もできるなど)の2点が工夫されており、そのおかげで、生徒は自分の役割を確かに果たしつつ、仲間と協力して真剣に学ぶことができていました。

授業後、M君はこうつぶやいていました。「ぼく、こういう授業、好きです」。

 

高森中学校の職員文化のひとつ「完全定時退勤日」

7月9日(水)、この日は月に一度程度取り組んでいる、「完全定時退勤日」でした。

高森中学校では伝統として、月に一度程度、職員全員が心を合わせて定時退勤を実践しています。

さすがに、定められている職員の退勤時間である16時45分に全員が退勤することは難しいですが、17時30分前後には、全職員が退勤をしています。この取り組みにより、勤務時間の有限さを自覚するとともに、子どもの前に明るさと元気さをもって立つことができるよう心身をリフレッシュすることを意図しています。

この日は、残務の整理がなかなか整わず、全員が退勤したのが18時になってしまいました。次回の「完全定時退勤日」には、より定時退勤に近づくことをめざします。

発信の大切さ 特別支援学級の校外学習まとめの会より

7月10日(木)2校時、すずらん学級(特別支援学級)の校外学習まとめの会がありました。髙宮校長と田中教頭が特別に招待され、2名の生徒の学びの成果の発信を聴きました。

すずらん学級の生徒は、学級で手作りしたクッキーを教職員や町役場職員に販売したことで得た収益を元手に、6月12日(木)に旧飯田市街地へ校外学習に出かけました。生徒は、JR飯田線を利用して移動し、飯田市立動物園を散策したり、トキワ劇場で映画鑑賞をしたり、昼食を飲食店でとったりして、ふだんの学校生活では味わうことのできない自由さや開放感を満喫しました。

7月10日(木)の発表会では、2名の生徒がプレゼンテーションソフトを巧みに利用して、聴き手を飽きさせない工夫をたくさんしながら、校外学習を通じて感じたことや考えたことを、情感を込めて発表しました。2名の生徒が、本当に楽しそうに発表する姿を見ながら、「楽しい」という気持ち、「やりたい」という気持ちが生み出すものの価値の豊かさということを、改めて実感しました。

 

ことばにすると世界が変わる 笹の枝に集まる生徒のことば

いま、高森中学校の昇降口には笹の枝がしつらえられています。そして、そこには生徒が思い思いにつづったねがいごとが記された短冊が、たくさん結びつけられています。1枚1枚の短冊に綴られた生徒のねがいを読んでいると、もうずいぶん昔に、どこかに置いてきてしまった大切な何かを思い出させてくれるものがあります。

心の中に浮かぶ内なることばを、文字にしたり、声にしたりすることで、それを見たり、聴いたりする自分や、それを見たり、聴いたりする周りの人の心の中には、別の新しい思いが生み出されます。そして、その新たな思いが自分の言動を変える推進力になり、ひいては、自分が生きる世界を新しく創り、変えていくことにつながります。昇降口にしつらえられている笹の枝には、そういった力を秘めたことばが集まっています。そのせいでしょうか、多くの生徒がこの笹の枝の周りには集まってきています。

 

「自ら考え、自ら動く」生徒会の活動 第2回清掃ピカピカ隊活動行われる

7月3日(木)放課後、生徒会整美委員会による特別活動「清掃ピカピカ隊」の第2回活動が実施されました。

今回、この「志願式清掃活動」である「清掃ピカピカ隊」に参加した生徒は、約20名。職員も数名、参加しました。気温も湿度も異常に高く、少し動くだけでも汗だくになるような陽気の中、集まった生徒と職員は、理科室の床にこびりついた汚れを一心不乱に落としていました。自ら求めて参加し、行動する姿に宿る底知れぬエネルギーには、自分たちが暮らす場所、世界を変える力があると感じます。

髙宮校長が折にふれて生徒と職員に語るモットー「自ら考え、自ら動く」を象徴する、第2回目の「清掃ピカピカ隊」活動となりました。

6月の動きあれこれ②

6月27日(金)、3年生では進路講話が行われました。この日は、下伊那農業高校、飯田女子高校、つくば開成学園高校の校長先生、教頭先生、本校卒業生で各校の現役の高校生の皆さんが来校され、高校の教育活動の紹介や進路選択に関わって大切になる考え方等について、熱心にお話をいただきました。13日(金)、20日(金)にも、下伊那地区の高校の校長先生、教頭先生、本校卒業生で現役の高校生の皆さんが来校され、同じように熱心にお話をいただいてきました。やはり、生徒にとっては、自分たちの先輩である高校生の皆さんから聴く、高校生活の実際や進学先を決めていったプロセスやその時の心情、受験勉強の実際等に関わるお話は、何にも代えがたい価値のある内容をもっていたようです。

 

6月30日(月)、7月1日(火)、1年生は今年度初めて計画した「探究キャンプ」に出かけました。

「高森の時間」(総合的な学習の時間)の取り組みの一環として実施した今回の「探究キャンプ」の1日目は、下伊那地区の14市町村に移住してきた方々14名を会場となった阿南少年自然の家にお招きし、14名の移住者の方から、それぞれの市町村に移住してきた理由をお聴きしたり、その内容を仲間と協力しながらひとりひとりがポスターにまとめました。

「探究キャンプ」2日目は、前日に移住者の方々からお聴きした内容をひとりひとりがポスターにまとめ、それを仲間と共有し合い、そのことを通じて、移住者の方々という「鏡」に映った下伊那地域の魅力を知ることをめざしました。

当然ながらこのキャンプは、仲間どうしで協力して学習を進めたり、夕食作りを一緒にしたり、仲間と一緒にレクレーションをしたり、キャンドルの集いを楽しんだりすることで、仲間どうしの相互理解を進め、親睦を深めることも大切な目的として実施されました。活動中の生徒の前向きな姿や生き生きとした表情からは、初めて実施した「探究キャンプ」が、実り多いものであったことがうかがわれました。

6月の動きあれこれ

6月17日(火)午後、特別支援学級保護者対象の進路講話が行われました。この日は、阿南高校、飯田女子高校通信制課程、飯田養護学校の職員の方にお越しいただき、学校説明や進路選択にあたって大切にしたいこと等について、丁寧に説明をしていただきました。約20名ほどの保護者の方が参加され、熱心に説明を聞いておられました。この日は、小学生の保護者の方も何人か参加されており、進路選択に係る情報への関心の高さがうかがわれました。

 

6月19日(木)1時間目、いじめ対策委員会主催の「いじめ対策集会」が行われました。本校生徒会では、人権教育旬間にあわせて、先輩たちが制定し、大切に引き継いできた「小原ヶ丘憲法」の精神を確認し、各学級での取り組みの重点を決め出すために、「いじめ対策集会」を開催してきました。今後、各学級で決め出された取り組みの重点を記載したポスターが、校内に張り出される予定です。

 

6月24日(火)、1、2年生は1学期期末テスト、3年生は第1回総合テストが実施されました。1年生にとっては、中学校入学後、初めて経験する定期テストでした。今回の定期テストは、1年生は当然のことではありますが、テストの結果もさることながら、テスト前の学習への取り組み方を含めて、テストへの向き合い方を問われるものになったと思います。また、定期テストは、日々指導にあたっている教職員にとっても、自身の指導を見つめ直す機会でもああります。

「のど自慢大会」と「清掃ピカピカ隊活動」がありました 「自ら考え、自ら動く」生徒会

6月16日(月)午後、音楽集会の時間、高森中学校体育館はNHKの昼の名物番組さながらの「のど自慢大会」で大いに盛り上がりました。

この「のど自慢大会」は、生徒会文化委員会の企画による特別活動として、今年度初めて行われました。文化委員会からの全校生徒への参加呼びかけを受けて、7組約20名の生徒が名乗りをあげました。そして約30分間、応募した生徒たちは、暑い体育館の中で実に楽しそうに、思い切り好きな歌を熱唱しました。また、その熱唱に対して、聴き手に回った多くの生徒たちも、手拍子や拍手、歓声で汗だくになって大いに応えていました。

そしてこの日の放課後、生徒会整備委員会の企画による特別活動として、「清掃ピカピカ隊活動」が、これも今年度初めて行われました。この「清掃ピカピカ隊活動」は、有志生徒、職員による校内の自主清掃のことです。この日、約40名の有志生徒が、北校舎1階廊下の手洗い場のシンク清掃や廊下窓の清拭作業を30分間行いました。こちらの活動も、1日の授業が終わり、疲れがたまっている放課後の時間帯にもかかわらず、参加した生徒たちは、とても生き生きと清掃に取り組んでいました。

これからも、「自ら考え、自ら動く」生徒会活動を通じて、躍動する、楽しい高森中学校ライフを創っていきたいと思います。

「自ら考え、自ら動く」生徒会 

ここ最近、生徒会活動のようすに活力を感じます。校内各所に、各委員会が作成した委員会活動のPRポスターや特別活動として行われている各種旬間の取り組み状況を伝える掲示物、各委員会が企画したオリジナルイベント等のポスターやフライヤーが張り出されています。また、生徒会ニュースも、生徒昇降口にお目見えました。さらに、放送委員会も新企画「FMたかもり」を「開局」し、新任の先生方や教育実習生の紹介や中体連南信地区大会へ出場する各部の部長から意気込みを語ってもらう特別番組を放送しています。

6月中旬には、整美委員会の新企画「清掃ピカピカ隊」の活動(有志生徒による自主的清掃活動)、文化委員会の新企画「のど自慢大会」等が予定されています。ちなみに、「清掃ピカピカ隊」には、すでに30名近い生徒の応募があり、「のど自慢大会」にも7組の応募者があるとのことです。

髙宮校長から生徒、職員に示された今年度のモットー「自ら考え、自ら動く」を体現するような活動が、この先も続いていきます。