学校ブログ

2月14日(金)、3学期期末テスト(1、2年生)が行われました。

この日まで、今年度最後の定期テストでもあり意気込んで試験にむけた学習に取り組んだ生徒、なかなか学習に実が入らず十分な学習を行えなかった生徒、平常心でたんたんとテストの日を迎えた生徒など、さまざまな姿がありました。

テストへの向き合い方は、ひとりひとり、実に多様ではあります。しかし、「学校」という場所の良さのひとつは、そういった違いを本質的にもつ「ひとり」が、他の生徒との関わり合いの中で「ひとつ」になることで、これまでとは異なる「ひとり」になることができる、そういう機会や場をたくさん提供してくれるところです。そのことのもつ大切な意味が、2年生のある生徒の生活記録に綴られていました。

「今日の数学の授業はテスト勉強の時間で、オレは、分からない問題をまたT君に教えられながら解いてました。本当にT君の教え方が上手くて、まったく分からなかった証明の問題も少しは分かりました。」(2年生Y君の生活記録より)

3学期も、登校日数残り22日となりました。期末テストが終わると、いよいよ今年度の学習も、生活も総まとめの時期です。点数の高い、低いだけに眼と心を奪われることなく、そこに至るプロセスの質の高い、低いに眼と心を確かに向けて、進級と卒業後の新たな自分づくりに必要な手がかりを見いだせる、そんな残りの日々を生徒も職員も送りたいと思います。

 

2月4日(火)、今年度最後の授業参観、PTA総会等が行われました。たくさんの保護者の皆さんが来校くださり、この1年間、「共に生きる授業の創造」のテーマのもと、生徒諸君と本校職員が培ってきた学ぶ力の一端を見ていただくことができました。

参観授業後、今年度最後のPTA総会が行われました。今年度の事業報告、決算中間報告、今年度役員退任あいさつ、次年度役員紹介等があり、今年度のPTA活動に一区切りをつけることができました。その後、各学年、各学級に分かれて懇談会があり、今年度のまとめと次年度の方向性の共有が行われました。

次年度も引き続き、「生徒を真ん中」にして、保護者の皆さん、地域の皆さん、職員がそれぞれの持ち味を活かしあい、「共に生きる」を体現する高森中学校を創っていきたいと思います。

1月31日(金)は、午前中4時間授業で生徒は下校となり、午後は下伊那郡内の各所で開催された、公益社団法人下伊那教育会による「教科等研究まとめの会」へ職員は参加しました。

下伊那教育会は、下伊那地区の小中学校の教職員が組織する職能団体です。教職員の職能向上のための研修(講演会やワークショップ等)を催したり、教科等の指導力を高めるため、会所属の教員が教科等ごとに研究委員会を組織して授業研究を行ったり、郡市連合音楽会や郡総合展覧会、郷土調査部研究発表会等の文化振興事業を行ったりしています。今日の午後は、下伊那地区の全小中学校に勤務する約800名の教職員が、教科等の分科会会場となっている小中学校に赴き、教科等の指導に関わる研究発表を聞いたり、ワークショップを行ったり、指導者の講演を聴講したりしました。ちなみに、講演の講師は信州大学特任教授の山浦貞一さん(元飯田市立伊賀良小学校長)でした。

高森中学校には、小学校の家庭科、中学校の技術家庭科を専門にしたり、関心をもって取り組んだりしている教職員が集まり、ともに学びを深めました。技術分野のワークショップでは、地元の技術者の方にお越しいただき、日本の伝統的な木材加工の技術(指物)を実地で体験しました。また、家庭分野のワークショップでは、刺し子・刺繍を施したコースター製作を行いました。ふだんは生徒を指導をする側にいる教職員ですが、こうした研修の機会を通じて、学ぶことの価値や意味を実感し、教員としての力量の中核となる教科等の指導力を高めようとしています。

1月23日(木)午後、小原ヶ丘コミュニティスクール運営協議会が行われました。

この運営協議会は、学校職員、教育委員会委員、教育委員会事務局職員、2名の区長の方、町商工会の代表の方、JAみなみ信州高森支所の方、PTA正副会長から構成され、学校運営の方針を承認したり、学校の教育活動への人的支援(学校支援ボランティア)のコーディネートをしたり、学校評価をもとに次年度の教育活動の方向性を議論したりする場です。年に2回(5月、1月)、会合を開いています。

この日は、学校から生徒と保護者に対して行った学校評価アンケートのまとめの報告、各学年の総合的な学習の時間(「高森の時間」)における体験的、探究的な学びの成果と今後の課題に係る報告、学校支援活動に係る報告(読み聞かせボランティアによる生徒へ定期的な読み聞かせ活動、「小原ヶ丘塾」の名称で通年で開講している生徒向けの学習塾における学習指導等)を行い、その後、委員による意見交換がなされました。

湯澤委員長からは、「『わからなくても楽しい』と生徒がいきいきと語れるような授業づくりを、ぜひ中学校では進めてほしい」旨の話がありました。また、町小中学校コミュニティスクール統括コーディネーターの芦部公民館長からも、「『高森の時間』で具現されている探究的な学びを、ぜひ教科学習の中でも生み出していってほしい」旨の話がありました。また、多くの委員の皆さんから、生徒が地域の中で見せている気遣いのある姿やこれまでにない躍動的な姿を教えていただくことができ、学校職員によっては勇気と刺激をたくさん頂戴する時間となりました。

【運営協議会のようす】

【小原ヶ丘塾のようす(7月講座)】

 

 

 

3学期が始まり、校内の至るところに新年、新学期を迎えてのねがい、抱負、決意を記した掲示物が見られます。

1、2学年の教室が並ぶ南校舎2階の廊下壁面には、生徒諸君が自ら選んだ四文字熟語を記した「書き初め」が展示されています。熟語のチョイスも当然個性的ですが、やはり、何よりその文字の違いが、実に個性的です。「字は人なり」と言いますが、まさに、その言葉が真実であることを、これらの「書き初め」は雄弁に物語ります。

また、1学年の廊下壁面には、1年生の生徒諸君が心を込めて書いた個人目標が、巳年の「蛇」にちなんで、まるで蛇がうねるように工夫して掲示され、廊下を通る人たちの目を楽しませてくれています。

校内各所に、生徒諸君の清新な息づかいが感じられる新年、新学期の始まりです。

1月8日(水)、3学期の始業式が行われました。2学期終業式同様に、感染症等の流行防止のため、校内放送を通じての実施でした。

3名の代表生徒からは、部活動への取組に力を入れることを通して先輩としての自覚を高めたいという決意や、毎日の清掃やあいさつへの取組を「自分から」の精神を大切に実行したいという決意、そして3年生として高森中で過ごせる時間が限られているからこそ何気ない瞬間も大切にして生活をしたいという決意が、誠実に語られました。

髙宮校長からは、「自分で考えて自分で動く」ことをいつも大切に、「変化」が期待される巳年の今年を生徒も職員を創ってほしいとのお話がありました。

この冬、初めての本格的な降雪に見舞われたこの日でしたが、雪景色の純白とピリッとする寒さが、新しい学期のスタートを清新さに満ちたものにしていました。

*本年も、引き続き本校の教育活動へのご理解とご協力を、よろしくお願いいたします。

12月26日(木)、85日間の2学期が終業となり、終業式が行われました。(感染症等の流行防止のため、オンラインでの実施となりました。)

終業式に先立ち、2学期に校外活動等で顕著な成績を残した生徒への表彰が行われました。

その後、3名の代表生徒から2学期をふりかえっての意見発表が行われました。そして、校長講話では髙宮校長から、2025年の干支は「巳年」であり(蛇は古代から、再生や永遠の象徴とされてきました。それは、蛇が皮を脱ぎ捨てて、新たな姿に生まれ変わることに由来します)、「巳年」は新しい挑戦や変化に対して前向きな姿勢を示せる年とも言われことから、この年末年始休業中に、生徒ひとりひとりが、「自ら考え、自ら動く」ことを「やってみよう!」と決意し、新しい自分をつくることができる「巳年」になるための心の準備をしてほしいとの話がありました。

3学期の始業は、年明け令和7年1月8日(水)です。

 

2学期、本校の教育活動に対して深甚なるご理解とお力添えをいただきました皆様に、心より感謝申し上げます。本当に、ありがとうございました。3学期も引き続き、お支えいただきますようお願いいたします。

 

 

 

本校3年2組が「高森の時間」(総合的な学習の時間)で取り組んできた、高森町で営業している名店等のPR活動の集大成として、「高森カルタ」を作成しました。ぜひ、ご視聴ください。

(以下は、高森町公式Youtubeチャンネルの宣伝文です。)

長野県高森中学校3年2組です!
今回はこれまでの高森町PR活動の集大成として「高森カルタ」を作りました!
クラス全員で作り上げたので最後まで見ていってください。後編もすごく面白いですよ!
shorts動画を投稿してきて、皆さんのコメントや高評価がとても支えになりました!ありがとうございました。
これでPR活動は終わりになりますが、今までの動画は残るので、高森を旅する時の参考にしてください!

https://www.youtube.com/watch?v=sUOEkDOP-JE&t=14s

12月16日(月)5、6校時、本年度第2回の生徒会総会が行われました。

今年度(第60期)の活動報告、決算報告と承認等の議案が扱われ、今年度の生徒会活動の締めくくりが行われました。

また、令和7年度(第61期)生徒会役員候補の紹介と承認が行われ、新しい活動推進体制が整いました。

今回の総会では、生徒会テーマ「しんか ~進・新・深~」について、全会員によるリフレクションの時間が設けられました。すべての学年の生徒が積極的に挙手発言を行い、学校目標「自主」や「自省」の姿を示していました。そして、1年間の活動を通じての自分たちの成長を実感する、得がたい時間をつくることができました。

来年度も、「会員の自主的な活動により、会員相互の教養を高め、また親睦を深めて健康を増進し、よりよい社会人となる基礎を養い、もって健全な校風を樹立する」(生徒会会則第2条)ための歩みを進めていきます。

12月10日(火)の3時間目、特別支援学級(すずらん学級)で10月に行った校外学習に関わる発表会がありました。生徒はこれまで、国語の時間や生活単元学習(教科等を合わせた指導)の時間に、発表のための原稿やプレゼンテーションシートをPCで作成したり、模造紙を用いてポスターを作成したりして、発表会の準備を進めてきました。また、発表会を内輪の取組だけにせず、校長や教頭を招待して外に開かれたかたちで開催してくれました。

本校の特別支援学級では、校外学習をとても大事に考えています。目的地の選択、活動内容の検討と決定、校外学習のしおりの作成、学習のまとめとふりかえり、発表会の開催等、生徒は学級担任や教科担任の指導を受けながら、調べる力、見通しをもってものごとを進める力、移動手段を活用して行動する力、他者に情報を適切に伝える力、自己をふりかえる態度等の、社会に出てからも通用する学力を培っていきます。

ちなみに、今月初めにも特別支援学級(6組)の生徒が、進路に係る学習として、阿南町にある長野県阿南高校の見学を中核とした校外学習に出かけており、すずらん学級同様に、学習のまとめを行います。今後も、特別支援学級では、生徒の「これからの人生」に確かに生きる学力を培うために、楽しくてためになる校外学習に取り組んでいきます。

 

広告
013297
周辺学校のようす
ポータルでもっと見る