下伊那地区教育課程研究協議会(数学科)が本校を会場に行われました
9月6日(金)、下伊那地区教育課程研究協議会(数学科)が本校を会場に行われました。下伊那地区の数学科の教員約40名が集まり、公開授業を参観を行ったのち、授業研究会を行ったり、県教委指導主事から国の定める学校教育の具体的な方針や授業方法等に関わる伝達講習を受けたり、数学の教科指導についての見識を深める研修会を行ったりしました。
公開授業では、本校3年生が「二次方程式」の学習に取り組みました。この授業では、二次方程式の解の妥当性について、自分ひとりで、あるいは仲間と互いにアドバイスをしながら、筋道を立てて吟味を行う学習に取り組みました。どの生徒も、真剣かつ貪欲に、自分ひとりで、あるいは仲間と討議しながら、思考をフル回転させて追究していました。
授業研究会では、そういった生徒の意欲的な取り組みのようすを、参観した教員が具体的な生徒の姿で語り合いました。生徒に授業の主導権を大きく委ねる授業のあり方について、さまざまな角度から活発な討議が行われました。
午後は、県教委指導主事から、国が定める「学習指導要領」に基づいた学習指導の具体的なあり方についての講話と、飯田市出身で数学者をめざす熊谷光仁さん(カリフォルニア大学バークレー校卒、ミュンヘン工科大学大学院在学)から、日米の数学教育の比較から、今後の日本の数学教育が大切にすべき点や、教員が授業や学級経営で大切にしたこと等についての講話や数学に関わる演習がありました。
数学の教員が終日にわたり「数学(教育)」にどっぷり浸かった、そんな1日となりました。